山留杭打抜き工事・鍛冶工事等当社の業務内容をご紹介いたします。
山留杭打設工事
工法紹介
■山留杭打抜工事 H鋼/アボロン式 セメントミルク工法
ラフタークレーン、クローラークレーンに吊り下げ式リーダーを取り付け、減速機(オーガー)にスクリューを装着し、所定深度まで削孔後にセメントミルク液をスクリュー先端から吐出しH鋼を挿入する工法です。
山留杭、構台杭、タワークレーン基礎杭等の杭打工法としてN値5~20の粘土層、15~50の砂層での施工に適しており、崩壊しやすい地層ではベントナイトを混合した掘削液を使用することで孔壁崩壊や逸水を軽減することが可能です。
■山留杭打抜工事 アボロン式 油圧ジャッキ圧入工法
ラフタークレーンに吊り下げ式リーダーを取り付け、油圧ジャッキを装着しN値が低い(N=10未満)地盤にH鋼(10m程度まで)を圧入する工法です。
施工効率が良く掘削残土の発生が無いために工期の短縮及び工費の節減が見込め、N値の高い地盤ではオーガー先行削孔後に圧入するという施工も可能です。
■山留杭打抜工事 アボロン式 ダウンザホールハンマー工法
ラフタークレーン、クローラークレーンにダウンザホールハンマーを装着し、転石層や岩盤層等の硬質地盤を強力なピストンによる打撃で穿孔した後にH鋼を立て込む工法です。
現場環境に合わせた機械選定が可能であり、岩盤性状に応じてドリルビットの選択・交換により現場の地層環境の変化に対応させることができます。
■山留杭打抜工事 H鋼/アボロン式 ロックオーガー工法、三点杭打機 ロックオーガー工法
三点式杭打機、アボロン式杭打機をベースマシンとして、二軸同時式のオーガーを使用し外側にケーシング、内側にスクリューを装着し、互いに逆回転させながら地中障害(基礎、スラブ、耐圧盤等)
を破砕する工法です。
類似工法として、ケーシングとスクリューがそれぞれのオーガーで独立削孔を可能とするセパレート式のドーナツオーガー工法もあります。
■山留杭打抜工事 H鋼・鋼矢板/バイブロ工法
ラフタークレーン、クローラークレーンにバイブロハンマーを吊り下げ、振動力を鋼矢板・H鋼等の杭材に与えながら打設する工法です。
振動騒音の発生が大きく都市部及び住宅地には不向きな工法ですが、振動騒音を極力低減させた公害対策型バイブロも使用されており、杭の引抜きにも対応が可能です。
■山留杭打抜工事 鋼矢板/サイレントパイラー工法
圧入機(サイレントパイラー)を使用して鋼矢板を圧入し、その鋼矢板上を圧入機が自走しながら連続圧入していく工法です。
機械の組立解体が不要、省スペースでN値10以下程度の地盤で無削孔施工による圧入が特徴であり、高圧ウォータージェット及びオーガー先行削孔を併用することで比較的N値の高い地盤での施工にも対応が可能です。
■山留杭打抜工事 H鋼・鋼矢板/LHV工法
油圧ショベル(0.25㎥~0.7㎥)のアーム先端にLHV油圧バイブロを装着し、振動力を鋼矢板・H鋼・軽量鋼矢板等の杭材に与えながら打設する工法です。
タイヤ式油圧ショベル(0.45㎥・0.7㎥)にも装着可能なために、道路上(作業帯)での施工に多く採用されており、機械も小型で組立解体が不要なために、省スペースでの杭の打設、引抜きが可能です。
杭抜き工事
- 軟弱な地盤が建物を支持できるように打ち込んだ杭を引き抜く工事のことです。
解体後に土地を更地に戻して転売する場合には、基礎杭をはじめとした旧杭はすべて引き抜くことになります。